よし、ドイツに行こう!ドイツが移住先として魅力的な理由

僕は1998年に27才でドイツにきてから、20年近くこの国に住んでいます。

ドイツは自分で選んだわけではなく、たまたまドイツでの仕事に就くことになったので、ドイツに憧れていたわけでも、ドイツの文化が好きだったわけではありません。

強いて言えば、子供のころから見ていたサッカーで、当時日本で唯一のプロ選手だった奥寺がいたドイツのブンデスリーガーに親しみがあったので、サッカーチームのある地名を知っていたくらいです。

自分自身が特にドイツにこだわりがあるわけではないのですが、日本人が海外移住を考える場合には有力候補ではあるとは思うので、移住先としてのドイツについて総括的に書いてみたいと思います。

移住先としてのドイツの魅力

ドイツの国土は日本とほぼおなじ面積で、人口は日本の3分の2の約8000万、世界第4位の経済大国。

法定の年間休暇日数は4週間、しかもちゃんと消化され、残業も基本しないので生産性は高く、通勤地獄もなければ、渋滞も少ないのでストレスが少ない。

連邦制で地方分権、街は小規模で美しく公園や緑が多い。大都市はベルリンくらいで、その他100万都市は数えるほど。

ヨーロッパ経済の中心地、ヨーロッパ中央銀行やルフトハンザのハブ空港があるフランクフルトの人口はたったの60万、静岡市くらいの大きさで、空港から街中までは15分。他の都市でも空港と街が非常に近い。

個人主義なので自分の自由を犯されなければ、他人の目が何色だろうと、何をしてようと気にしないので社会的ストレスが少ない。

日本と比べるとはるかにライフワーク・バランスがよく、幸せ感も高い、、、これは実際に長年住んでいる僕の実感です。

移住先としてのドイツのメリット

滞在ビザや永住権の取得が比較的容易

外国人であるわたしたちがドイツに滞在するにはビザありきですが、ドイツのビザ取得は比較的容易です。

イギリスで留学したり、仕事をしていた人もビザが取れないのでドイツに流れてくることもあります。

就職先が見つかればもちろんビザは取れますし。またフリーランスや自営業でも審査がありますが可能性は十分にあります。また年金生活者でもある程度の年金があれば移住可能です。

永住権は5年間年金を納め、基本的なドイツ語を習得すれば取得可能。取得費用もアメリカのように弁護士をつけて数千ドルということはなく、役所の手数料程度です。

年収約5万ユーロ以上、または医師やIT技術者などの専門職で年収4万ユーロ以上であればブルーカードを取得し、ドイツ語能力は問われず最短2年で永住権取得ができます。

ビザの発給には担当官による裁量もありますが、きちんと書類が揃っていれば、手続きは比較的スムースに進みます。当たり前のようですが、そうでない国も多いのです。

 

■ EUブルーカード情報はこちら

ヨーロッパのEUブルーカードという優遇された労働ビザ。年収約5万ユーロ以上、または、科学者・医師・エンジニア・IT専門家などの専門職で年収約4万ユーロ以上の場合に取得可能。ドイツ語ができなくても3年弱で永住権が取得できる優遇ビザ。

 

大学が無料、英語で履修できる学部もあり

大学はほとんどが国立、外国人であっても学費は無料の州1が多いので子供の学費の心配もありません。東京で下宿して私大に通うならそのお金でドイツに留学し、国際感覚も身につけることができます。

もちろん大学入学レベルのドイツ語をまず身につけなければなりませんが、英語で履修できる学部もあります。

ただし、ただでさえ言葉のハンディーがある上に、日本と違い卒業するためにはハードに勉強しなければ落ちこぼれてしまいますので、安いからと行って安易に留学することはお勧めしません。

※1 ドイツの大学の制度は州ごとに異なります。2018年現在、Nordrhein Westfalen州、Baden Württemberg州ではEU外の外国人はセメスターあたり1500€の学費がかかります。

※ 多くの州では管理費としてセメスターあたり50€ほどの費用はかかります。ただし、学生は市内や州内の交通費は無料になり、その他にも多くの学割制度があります。

ワーホリ制度がある

30才までならワーホリ制度を利用してまずは1年間のドイツ生活を試してみることもできますね。1年後は一旦帰国せずとも、就職またはフリーランスとしてのビザの延長も可能です。ワーホリの間に縁を得た会社で就職するという方もいます。

民主主義が機能し、人権尊重が浸透

個人主義の国だけあって、個人がしっかりと意思を表明します。日本に比べれば民主主義がより健全に機能していると言えるでしょう。日本と違い人権に対する考え方がしっかりしていますので、外国人やLGBTに対してもオープンです。同性愛者の結婚も可能です。

社会保障が整っている、国としてより安定している

日本ほど急激ではないものの、ドイツにも高齢化する社会の問題をはあります。しかし、児童手当や両親手当の充実、父親育児休暇制度や子供のない人がより社会的費用の負担をする制度により、子供のいる家庭を支えています。

出生率は1.5未満とまだ高くはないですが、移民を受け入れているのでここ数年は人口は微増しています。そして移民の収支はプラスです。つまり移民にかかるコストよりも移民受け入れによる税収増加の方が多いのです。

また最近のドイツは経済黒字で国が新たに借金をしていません。ちなみに日本は40兆円の税収の2倍以上の国家予算で毎年50兆円ずつ借金が増えています。

税金や社会保障費は日本よりも高いですが、収入に応じての支払いですし、それだけの保障も得られます。

日本人には過ごしやすいドイツ生活

ドイツでは英語が比較的通じますので、移住初期やドイツ語がままならない場合でもそれなりに生活をすることができます。もちろんドイツ語ができるに越したことはありませんが。

またドイツ人の清潔感や時間や約束を守る文化は、イタリアやスペインのような南欧諸国とは違い日本人にとっては馴染みやすいものです。

日本食材

外国で生活する場合に食は非常に大切です。やはり長年親しんだ食が一番体にあうので、パンやパスタをいくら食べても食べた気がしないという人もいますね。

外国なのでもちろん和食の食材は限られていますが、大きな街であればアジア食材店等で手に入りますし、少し離れていても一定額以上はネット注文で送料無料で手に入るので、和食生活はできます。我が家も基本的に夜は和食です。

ただし、新鮮な魚介類は手に入りにくいか高くつきます。

ドイツの食事情

ドイツは食事がおいしいというイメージはないと思います。確かにフランスやイタリアのように食に対する執着はないかもしれません。ドイツは自己宣伝が下手なので知られていませんが、地味だけどおいしいものはあるんです。量が多くコスパも悪くないので、ロンドンやパリに行ってきた人をドイツで案内すると、おいしくて腹いっぱい食べてビール散々飲んでこんなに安い!と驚きます。ただしハズレのレストランもあるので知らずに行くと失敗することはあります。

やはりこの土地にもともとあるもののクオリティーは高いです。ワインやチーズ、ハムやパンなどは日本に比べればより安い値段ではるかに美味しいものが食べられます。ビールはスーパーで買えば500mlビンが1本1€未満で買えます。

過ごしやすい気候

ヨーロッパの初夏から秋までは、非常に気持ちのいい時期です。夏の日は長くて夜は10時くらいまで明るく、湿気が少なくカラッとしているので気温30度でも快適なのでオープンカーの人気も高いです。 ビアガーデンとバーベキューが最高の季節です。

冬の寒さも湿気が少ないので体感温度はそれほどでもありません。また家の中はセントラルヒーティングで家中を暖め、壁は分厚く、二重ガラス窓ですきま風もないので寒いことはありません。

ヨーロッパ各国に国内感覚で旅行できる

ドイツは地理的にヨーロッパの中心に位置しており、11カ国に国境を接しています。ヨーロッパに住む楽しみは、国境をこえれば景色が変わり、言葉も食も変わり様々な文化を体験できることですね。EU内は通貨はユーロで統一されていますし、入国審査もありません。車で気軽に国境を超えられますし、フライトは国内線感覚です。

日本に住んでるとヨーロッパに何度も旅行することは大変ですが、こちらでは休暇の度に隣国を旅することができるので、ヨーロッパが好きな人にとってはたまりませんね。

移住した場合におきうる問題は?

いいところばかりあげても判断材料にはならないので、移住する場合に問題となりそうなこともあげてみましょう。

文化が違う
当然だけど外国なので合わない人もいる。

ドイツ語ができないと不便
買い物や普段の生活では英語がある程度通じるとは言っても、役所での手続きや家に届く書類はドイツ語なので、やはりドイツ語ができないと困る。

主婦だと孤独になってしまうことも
日本人の少ない地方都市に移住した場合には、子育てをしている主婦だとドイツ語の習得ができず、友達もできずに孤独になってしまうことがある。(逆に日本人がいない環境で言葉の習得が早いケースもあり)

子供が現地に馴染めない
子供のほうが大人より柔軟とはいえ、小さい時に移住しても馴染めずに、現地校ではなく全日の日本人学校に通う場合もあります。

日本から逃れてせっかく海外に来ても、、、
日系企業に就職してボスが日本人だったりすると、会社内は完全日本社会でサービス残業当たり前というところもあるので注意!

滞在ビザが延長できないことも
仕事がみつからなかったり、個人事業主で一定以上の収入がないと、ビザが延長できず帰国を与儀なくされることはありえます。

お天気は曇りがち
日本と比べれば曇りの日が多いので、慣れるまでは雰囲気が暗いと感じる人もいるようです。でも逆に曇りが多いだけに太陽が出た時の喜びは大きく、たまにしか見れない夕焼けに感動したりします。

チャレンジ!

生まれ育ったわけではない外国で暮らすことになれば、もちろん戸惑うことや意思疎通ができなくて困ることもあるでしょう。最初の一歩を踏み出すのは大変です。しかし、自分の知らない土地で過ごすことは、あなたの視野を広げ素晴らしい体験をもたらしてくれるはずです。

死ぬ時に後悔するのは、やって失敗したことではなく、チャレンジをしなかったことだそうです。「あの時海外に行ってみればよかった」「転職してみればよかった」「独立してみればよかった」「・・・してみればよかった」

やる前は難しくみえるけど、やってみれば大したことはないのです。

恐れがあるのはやったことがないからです。3mの飛び込み台から飛び込むのは最初は怖いですが、1回やればそれがどういうことかわかるので2回め以降は怖くなく、すぐに楽しめるようになるのと一緒です。

今まで僕はドイツに来た日本人を1500人以上サポートして来ました。学生、ワーホリ、フリーランサー、転職者、子連れの家族で移住、40代、50代、60代、70過ぎと実に様々な方々がいらっしゃいますが、ほとんどの人は特殊な才能を持っているわけではなくごく普通の人たちです。

ただ、大きな違いがひとつあります。

それは、決断をしたということです。

 

あなたのチャレンジを応援します。

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