海外在住者のためのビットコイン・仮想通貨購入ガイド

仮想通貨は新しい産業で未だ黎明期にあり、これからの長期的な成長が期待されています。ただし変動幅が大きく、急成長をするかもしれないが、一度価格が崩壊して10分の1になってしまうかもしれません。その後もっと長い目では仮想通貨とその基盤となるブロックチェーン技術は今後の世界に必要な技術となっていくかもしれません。インターネットがそうであったように。

仮想通貨はインターネットに例えればまだ90年台初頭の黎明期です。まだまだほとんど実用段階ではなく現在は貯蓄や投資の手段として利用されています。そこで入ってきたお金によって開発がなされている段階です。

リスクは大きいですが、それを理解した上で全損も許容できる範囲で資産運用に組み込むことはありだと思います。

1ビットコインは200万円を超えることもありますが、小数点以下8桁まで扱うことができるので、いくらでも少額からの購入が可能です。

 

ここでは海外在住者がビットコインや仮想通貨を購入するための方法をご紹介します。駐在員のように滞在期間が限られている場合でも、永住者や長期滞在の方でも購入が可能です。

3種類の口座をご紹介しますが、それぞれに利点があります。混み合っているとなかなか手続きが進まないことがありますので、口座は作れる時に早めに開設しておくことをお勧めします。

仮想通貨口座の開設

開設手順

口座作成と設定の手順はどこでも大体以下のようになっています。

・サイトからメールアドレスで登録
・届いたメールの確認リンクをクリック
・サイトの設定から本人認証:パスポートや免許証をアップロード
・二段階認証の設定(アカウントの乗っ取りを防ぎます)
・口座に入金
・取引所(販売所ではなく)で仮想通貨を購入

販売所と取引所

ひとつのサービスの中に販売所と取引所の2つの機能がある場合があります。

販売所はお店から購入するようなものです。お店が指定する価格で購入します。以下の取引所での価格よりも割高になります。さらにクレジットカード払いをすると3%の手数料がかかったりします。その代わり簡単に購入することができます。取引所の仕組みはよくわからない場合は手数料が上乗せされても販売所で買うほうが簡単で無難かもしれません。

取引所はマーケット(市場)です。仮想通貨を売りたい人と買いたい人をマッチングするプラットフォームで、自分が買いたい値段を指定して購入します。通常販売所よりも有利な価格での取引が可能です。

購入・取引方法 − 成行と指値

すぐに売買したい場合は値段を指定せずに現在の市場価格(Market Price)で成行取引をします。(その機能がないところもあり)

現在の価格よりも安く買いたい場合や高く売りたい場合などは任意の価格を指定して指値取引をします。

準備:二段階認証(2FA)

二段階認証に必要なアプリをスマフォにインストールします。Google Authというアプリがデフォルトで推奨されていることが多いようですが、このアプリではバックアップができないので以下のアプリをお勧めします。

・iOS用:OTP Auth
・Android用:Authy

インストール後は必ずバックアップ設定をしてください。

準備:パスワード管理ツール

仮想通貨では全てが自己責任です。パスワードを忘れたり、他のサービスと同じパスワードを使ってアカウントを乗っ取られたりしてお金を盗まれてしまえば返ってくることはありません。必ずパスワード管理ツールを使用します。

パスワード管理ツールでは覚えらるれが充分に複雑で長いマスターパスワードを指定し。各サービスやサイトのログイン用のパスワードはアプリで生成し、ログインデータを保存します。

お勧めは 1Password.com です。他のものと違い、自分のPCなどのローカル環境にデータの保存ができるからです。

■ 料金:年間払いでひとつきあたり2.99$、複数デバイス・複数アカウントで使用できます。

■ 使い方

・複雑なマスターパスワードを設定し、これだけは覚えておきます。PCやスマフォにマスターパスワードを記録してはいけません、記録するとしたら紙に書きます。

・ソフトと、ブラウザにエクステンションをインストール

・パスワードは1Passwordで生成し、ログインデータを保存

・各サービスへのログインは1Password から、いちいちパスワードを覚えておく必要はありません。

詐欺に注意

仮想通貨界隈は非常に詐欺が多いところです。アカウントを乗っとればすぐにお金を盗むことができるからです。偽サイトも横行しています。仮想通貨サービスを利用する際は必ずURLが緑の文字 https で始まっているか、ドメイン名のスペルが完全にあっているかを確認します。

またSNSや他人から来たメールのリンクを安易にクリックするのは危険です。登録後は必ずパスワード管理ツールにサイトを登録し、ツールから開くようにすれば間違いありません。

各国の取引所

海外の取引所で購入する場合もクレジットカードでの購入は割高です。銀行振り込みで入金する場合も国際送金は高くつくのでローカルの法定通貨で振込ができるところがよいでしょう。

アメリカ在住者なら 米最大手の Coinbase + GDAX

アメリカ在住者はアメリカ最大手の販売所 Coinbase.com とその系列の GDAX.com があります。Coinbaseは販売所で簡単に購入ができ、GDAXは取引所です。Coinbaseでは販売所と取引所は別ブランドにして分けているわけです。取り扱い通貨は ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュの4つです。

ヨーロッパ在住者ならBitstamp

Bitstamp.net はフィアット(法定通貨)で購入できる海外の取引所としては最大級でヨーロッパを拠点とする英語のプラットフォームです。だいたいどこの国の居住者でも口座開設可能です。

EUのIBAN銀行口座からなら無料で入金できます。EU圏外からの入金には送金手数料やクレジットカード手数料がかかります。

ドルとユーロでの直接購入、または他の通貨の場合はドルに換金されます。ビットコイン、リップル、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュを取引きできます。

その他の地域

オーストラリア・ニュージランド(AUD、NZD):Indepenent Reserve

カナダ(CAD):Canadian Bitcoins

 

その他の地域の場合はこちらのサイトで検索したり⇒ Buy Bitcoin Worldwide

その地域でアクチュアルな情報を探してみてください

アルトコインを購入する

さらにそれなりの規模のあるものでも数百もの仮想通貨が取引きされています。これらを購入するには、更に別の取引所に登録します。このタイプの取引所はドル・ユーロ・円などの法定通貨は使えないので、ビットコインやライトコインで送金をしてから購入します。

すでに仮想通貨さえ持っていれば、本人認証なしでも口座を開設してすぐに取引きが可能です。

100以上のアルトコインを取り扱い、手数料が安いところでは Binance.com(バイナンス) や KuCoin という取引所があります。いずれも取引き手数料は0.1%。バイナンスでは独自コインのBNBで手数料を払うことでさらに割引があります。

■ 手順
Binance.com  KuCoin から登録、メール確認

・二段階認証の設定
・仮想通貨で入金
・取引き

■ バイナンス登録方法

■ バイナンス 送金と取引方法

どの仮想通貨を購入すべき

ビットコインが仮想通貨の代名詞となっていますが、ビットコインだけが仮想通貨ではありません。リスクを軽減するためにもある程度分散投資することをお勧めします。

自分では選び方が分からない場合は自分の購入資金を以下の割合で購入することをお勧めします。

50% ビットコイン BTC
20%  イーサリアム ETH
20%  リップル XRP
10%  ビットコインキャッシュ BCH

これはインデックス型投資という比較的安定した投資法で、割合は時価総額の割合を考慮しています。いずれの通貨もBitstamp.netで購入可能です。

その他に毎月いくらかを仮想通貨投資用にのけておき、相場が下げたタイミングで買い増すのもいいと思います。

※ ビットコインキャッシュはBinanceでは BCC と表記されています。

仮想通貨投資の基本

・仮想通貨とそれを支えるブロックチェーン技術はまだ産声を上げたばかりで、これから発展していく産業です。数年から10年といった長期的視点で捉えることが大切です。目先の価格の上下に一喜一憂しないで長期的に保有し市場を見守ることが大切です。

仮想通貨はチャンスも大きいですが、リスクの高い投資です。購入後価値が半減したり、3分の1になってしまうこともあり得ます。それを考慮した上で投資金額を決めるとよいでしょう。

価格変動が非常に大きく20-30%下落することはよくあります。通貨によっては半分になることもあります。そのような時にあせって売らないこと。投資の基本は安く買って高く売ることです。狼狽売り、パニック売りをして、上がって来た時に買う人は資産を確実に減らしてしまいます。

税制を知る:各国で仮想通貨に対する課税方法は異なります。自分の居住する国での税制は必ず調べておきましょう。例えばドイツでは税制上はゴールドと同じように1年間保持すれば売却益は非課税になります。税制によって投資戦略が全く異なってきます。

セキュリティー

取引所はあくまで取引をするところで、ずっと自分の資産をおいておくところではありません。ビットコイン自体のネットワークは堅牢なのですが、今の取引所の形態ではハックされれば自分の資産も失われてしまうこともあり得ます。

■ ハードウォレット
仮想通貨資産が10万円以上あるなら、必ずハードウォレットに保存することをお勧めします。1万円くらいしますが、自分の大事な資産を守るための必要経費です。

■ Paper Wallet
自分で理解してきちんと管理できるのであれば、PaperWalletも比較的安全です。

仮想通貨ハードウォレットは必須

Ledger Nano S - The secure hardware wallet

仮想通貨の保存にハードウォレットは必須です。購入必ず公式サイトまたは正規代理店から。

■ Ledger 公式サイト
https://www.ledgerwallet.com/r/ccf7

■ Ledger Nano S 公式サイトの正規代理店リストhttps://www.ledgerwallet.com/retailers#japan

中古品や新品のようでも知らない業者から購入するのは危険です。また購入後は必ず自分で初期化して、シードと言う24の英単語でできた秘密鍵を紙に書いて保存します。

動画で学ぶ仮想通貨

当サイトの提携Youtubeチャンネルでは仮想通貨と資産運用に関するお役立ち情報を随時提供しています。

Youtubeチャンネル くりぷてぃっく ⇒ https://www.youtube.com/my_videos?o=U

是非チャンネル登録して仮想通貨について学んでみてください。

■ ビデオ例