どうして仮想通貨?誰でもできる仮想通貨の始め方

「ビットコイン」とか「仮想通貨」という言葉は耳にするようになったけどまだ買ったことはないという方

・なんだか怪しい
・仮想通貨ってなんだか分からない
・どうやって始めるの?
・値上がりしちゃって今から始めるのは遅いかな
・投資はやったことないし
・気にはなるけど時間がない

新しいことを始めるにはいろいろな障害がありますね。でも大丈夫、ひとつひとつクリアにしていきしょう。

その前に、

★理屈はわからなくてもとりあえず少額を買って始めてしまうといのも手です。

春ごろ(2017年)に、全くビットコインのことも知らず関心もない女の子に、とにかく騙されたと思って買っておけ、と言って1万円もらって1万円相当のビットコインを渡しました。2ヶ月くらいして「もう倍になってるよ」と教えたらびっくりして、それから仮想通貨やお金の仕組み、経済についても興味が湧いてきたのでした。

理屈はいいからとにかく買ってみたい場合はこちら ビットコインを購入してみる

以下はちょっと理屈です。

なんで仮想通貨なの?

どうして今ビットコインを始めとする仮想通貨(暗号通貨)が騒がれているのでしょうか?

仮想通貨の本質は金儲けや投資商品ではありません!

SNSやスマフォが私達の生活や社会を変えていくように、いえそれ以上の可能性を秘めているのが仮想通貨であり、それを支えるブロックチェーン技術なのです。

新しいものが出てきた時には必ずそれに対する恐れや不安が現れます。既得権者は抵抗するかもしれません。しかしいくらあらがっても時代は変化を続けるでしょう。

仮想通貨がもたらすインパクトは「革命的」と言ってもいいほどのものなんです。ですからその可能性を見込まれて買われているのでどんどんと価格が高騰しています。

それではまずは仮想通貨に関するキーワード見ていきましょう。 

 

・暗号通貨 crypto currency
・ブロックチェーン blockchain
・非中央集権 decentlization
・ビットコイン

・イーサリウム
・アルトコイン

 

暗号通貨

日本では「仮想通貨」と言われているものは英語ではCrypto Currency つまり暗号通貨と読んでいます。両者は同じものです。

「仮想通貨」という言葉は、日本円のように紙幣や硬貨のある物質的にリアルなお金ではなくネット上の仮想空間にあるリアルでないものということなのでしょうが、これがなんだか怪しいというイメージを与えてしまい暗号通貨の理解を妨げています。

しかし、お金は紙幣や硬貨自体にその価値があるのではありません。1万円札の原価は20円しかありません。でもそれを持ってれば食料を買ったりホテルに泊まれたりします。それはみんながこの紙切れにはそれだけの価値があると信じているからです。その信頼に対して価値があるのです。

1万円札に1万円の価値があるのは当たり前だろと思うかもしれませんが、急激なインフレがおきればお金の価値は急激に下がってしまいます。最近でもブラジルやアルゼンチンなどでは、自国の通貨の価値があっという間に下がってしまうので、週給をもらったらとりあえず米ドルに換金するというようなことも起きていました。

そういう意味ではお金は全て共同幻想でもあり、仮想的だと言えます。暗号通貨(仮想通貨)もその価格が上昇しているということは、それだけそこに価値を認める人が増えているということでもあります。

また暗号通貨という名称もまたその本質を表しているものではありません。いわゆる暗号通貨は現在1000以上もありますが、それぞれの特徴や用途は異なり、通貨とは全く異なる機能を付随しているコインも多いからです。

 

ブロックチェーン blockchain

ブロックチェーンは暗号通貨を支える技術です。これにより誰かにに改竄されることなくネット上に情報を記録することが可能になります。

インターネットにより誰もが世界中の情報にアクセスすることができるようになり、またそれをコピーして自分のパソコンにいれておくことができるようになりました。情報の民主化です。

しかし、デジタルデータは簡単に書き換えることができますし、フォトショップで合成写真も簡単に作れてしまいます。しかし、ブロックチェーン技術によってデータを事実上改竄できないものにすることができるのです。これにより

・送金記録
・売買記録
・契約書や登記簿、身分証明、個人情報

などを安心してネット上で扱うことができるようになります。

ビットコインの送金記録は複数のネットワーク上の人たちから承認されることによりネット上にブロックとして記録され、それがチェーン状につながっていきます。これがネットワーク上の世界中の無数のコンピューターに記録されており、どこからどこにいくらの送金があったかという記録は全てオープンに公開されているので誰でもネット上で確認することができるのです。(例えばここで確認できる https://chainflyer.bitflyer.jp/ )

無数のコンピューターに記録されている情報を一遍に書き換えることは事実上不可能なのでデータの改竄をすることはできないのです。これは既存の銀行のシステムよりもはるかに安全でしかもコストを抑えることができるのです。その証拠に今世界中の銀行がブロックチェーン技術を導入しようとしています。

参考: 3メガバンクが取り組むフィンテックの動向:ブロックチェーン、ハッカソン……

非中央集権 decentralization

「非中央集権」という言葉がまた、じゃあ国はいらないのか、政府はいらないのかといったなんだかアナーキーな感じがしてこれも怪しさが漂いますね。しかし、この非中央集権的な考え方の中にこそこれからの未来の姿が隠されているかもしれません。

■ 安全性

ビットコインのような仮想通貨には中央機関や発行元が存在しません!怪しい感じがしますが実はそれこそが安全であることの理由でもあります。ブロックチェーンの項目で説明したように、世界中の無数のコンピューターがネットワーク上で管理しているので、改竄ができないだけでなくこのシステムを破壊することはできません。どこかにデータセンターがあるわけではないので、一箇所を攻撃してもシステム全体を破壊することができないのです。

■ 発行数が限られている

ビットコインの発行数は2100万BTCと上限が決められています。法定通貨はドルもユーロも円もどんどんと刷られてマネーの量は増大していますが、ビットコインは国や権力者が発行量を増やすことはできません。マネーはその量が増えているので価値が下がり続けています。発行量が限られている仮想通貨はその価値がさがりにくいと考えられます。

■ 革新性

非中央集権ということは、送金であれば間に入る銀行などの機関が全く必要なくなり、個人から個人に直接送金ができるということです。手数料を大幅に削減または、事実上ゼロにすることもできます。

これってすごいことなんです!これだけを聞いて察した人は勘がいいですね。今後どういうことがおきるかというと、様々な業種において二者間で物やサービスを交換する際に、間に入る中間業者がいらなくなってしまうかもしれないという、既存のサービスなどの既得権益者にとっては恐ろしい話でもあり、またアントレプレナーにとっては素晴らしいビジネスチャンスをもたらしてくれるものなのです。

様々なサービスはどこかの会社が運営しているわけで、*シェアエコノミーの代表であるUber*やAirbnb*でさえもちろん運営会社が存在し莫大な利益をあげています。このようなサービスもブロックチェーンを使えば、全くそのような第3者を介さずに個人間でダイレクトにサービスを提供できるので、価格を抑えながらより高い収入を得ることが可能になります。

★ シェアエコノミー

* Uber:個人が自分の車を使って空いている時間にタクシー業務を行えるマッチングサービス
* Airbnb:個人の空いている部屋を他人に貸すことができるマッチングサービス

ビットコイン Bitcoin(BTC)

サトシ・ナカモトと名乗る人物の論文をもとに2009年に始めてのビットコインが生まれました。暗号通貨の夜明けです。2008年の秋にはリーマンショックを機に100年に一度と言われる金融危機がありましたが、そのような既存のお金が持つ問題を背景にビットコインの構想がつくられたと言われています。

2010年5月22日ビットコインを使って実際に始めて買われたものは2枚のピザ、支払われたのは10000BTCでした。1ビットコインは今(2017年9月)50万円ほどですから、この時に支払われたビットコインは現在では50億円!にもなっていることになります。毎年5月22日はビットコイン・ピザ・デイという記念日になっています。

その後現在までに1000以上もの暗号通貨が生まれていますが、ビットコインはその基軸通貨的存在で、多くの通貨は購入する際にビットコインで購入します。

暗号通貨を始める場合はまずビットコインを購入します。

わずか9ページのサトシ・ナカモトの論文の英語版
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System
日本語版はこちら

イーサリウム Etherium (ETH)

イーサリウムは2015年にスタートし、現在はビットコインに次ぐ第2位の市場規模があります。イーサリウム自体は仮想通貨ではなくスマート・コントラクトのプラットフォームで、そこにイーサという仮想通貨があります。

スマート・コントラクトではあらゆる契約の自動化可能になります。これにより、様々な契約やサービスの売買などがミドル・マンを介さずに直接行うことが可能になり、コストや手間を抑えることができます。

イーサリウムはプラットフォームとして、その基盤上に様々な別のサービスを載せるのことができます。

アルトコイン Altcoin

ビットコイン以外のコインはまとめてアルトコインと呼ばれています。 Altcoinという名称はalternative coin (代替コイン)から来ています。

ビットコインよりも送金速度が早いもの、より匿名性の高いもの、イーサリウムのプラットフォーム上で動いているもの、プラットフォーム型でその上で他のシステムを稼働できるものなど、それぞれがビットコインにはない機能や特徴をアピールしています。すでに1000以上ものアルトコインがあります。その価値や将来性を見極めるのは難しいので、初心者はあまり手をださないほうがいいでしょう。

まずはビットコインを購入するところから始めてみてください。

ビットコインを購入する

 ビットコインは Coincheck などの仮想通貨取引所で簡単に購入できます。登録後に本人確認書類をアップロード、本人確認後に銀行振込やクレジットカード払いで購入します。

購入したらまずは売ったり使ったりしないで保持します。ビットコインは価格変動が激しいので時には20%くらい下落することもありますが、そこは売らずにぐっと我慢しておいておきます。中長期的にみて仮想通貨市場が拡大していくと考えるのであればそのほうが得策です。

2017年になってからも何度もそのような局面はありましたが、結局は年初からみれば9月時点ですでにその価値は5倍くらいになっていますので、結局何もせずに持っておくのが一番よかったのです。

ビットコインが今後ますます上昇していくとすれば、早めに参入することで先行者利益が得られる可能性があります。まだまだほとんどの人は始めていないので。。。

ただしバブルと化した時には大きな下落をする時も来るでしょう。あくまでも自己責任で。

⇒ Topに戻る

シェアしてくれたら嬉しいです!

フォローする