背水の陣で会社をやめるべし!?

独立したい!それじゃあ一体何をしたらいいのか。好きなことをしたいといってもそれで食っていかなくちゃいけない、家族を食わせないといけない。

会社を辞められない大きな要因ですね。

僕もそうでした、、、が、、

 

ないないづくしの最悪の状態で仕事を辞めることに

僕の場合は、妻と子供二人、そして住宅ローンをかかえ、貯蓄もなく手に職もないという最悪の状態で、仕事を辞めました。

もちろん本当はそうならないように、辞める前に十分準備を整えて、副業収入があるか、事業を軌道に乗せる見込みができてから辞めるつもりで動いていました。

 

ところが始めた事業は軌道に乗れず、それなのに自分の気持ち的にはもう職場に残ることは考えられなくなっていました。

退職金はなく、3ヶ月分の給与だけもらいました。貯蓄は自分の事業に投資してすっからかんだったので猶予はたった3ヶ月。4ヶ月目からはなんとか稼いでやっていかないといけない!という状態でした。

Welcome to Club !

けれども運命というのは分からないもので、

振り返ってみれば僕の場合は、その「もう後がない」状態になったのがよかった。背水の陣に追い込まれたからこそ力を発揮することができたのだと思います。

 

僕がメンターとして仰いでいるドイツ人でボード・シェーファーというヨーロッパNo.1マネーコーチがいるんですが、

彼は26才で借金をかかえて行き詰まっていた時に、なんとか人生を好転させようとメンターを求め、ミリオネアを訪ねます。そこで教えを乞うのですが、 弟子にしてもらう条件は、今すぐ30分以内にここからファックスで辞表を出すことでした。

ただでさえ借金があるのに、仕事を辞めていいのか、書き上げた辞表を持って彼は迷います。そして30分の制限時間ギリギリで辞表を出すと、メンターが言いました。

 

” Welcome to Club! “(クラブへようこそ)

 

僕も独立してやっていくようになった後でこの言葉の意味をより深く理解しました。

 

雇われでいることと、独立していることは全くの別世界です。その決断ができるかどうか。決断ができる人はそのクラブへ入ることができるのです。

(形は雇われであったとしてもそのような意識を持っていればもちろん可能です。)

クラブの会員にしか分からないこと!?

そしてそのクラブの会員にしか分からないことがあります。

「人生は自分で切り開いて行くことができる」ということです。

(と言っても実は超えてしまえば大したハードルじゃあないんですよ。自営業者だってフリーランスだっていくらでもいるわけですから。最初からフリーランスの人はそれを超えたなんて意識すらないくらいです)

 

その時のメンターの言葉からは

・いまお前のやっていることの延長にはお前の求めるものはない
・いま決断できなければいつまでもできない

と僕なりにメッセージを受け取りました。

  

実際に何をするのか、そのための市場調査やポジショニングももちろん大事なのですが、「決断できるか」、そのようなメンタルを持てるかどうか、これは大きな決め手になります。

 

(続く)

 

※ 振り返ってみると僕の場合は結構ドラマティックな展開でしたが、もちろんそれを経る必要はなく、今はネットでできることを理解すれば、大きなリスクを犯さずとも独立への道を歩むことはできるんです。ましてや20代で家族もなければなんでもできますね。

 

Image courtesy of Master isolated images at FreeDigitalPhotos.net

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