※ 追記:Zervantは無料で使用できる範囲で魅力があったのですが、2018年10月より無料版は顧客を10件までしか登録できなくなりました。50件までで月7€、月15€で顧客数無制限となります。
デザインや使い勝手はいいのですが、この値段であれば他にもたくさん選択肢はあります。以下もご参照ください。
フリーランスや個人事業をすれば本業以外に会計・請求書発行・役所対応など様々な事務仕事が発生してきますが、無料または非常に安く使えるツールがたくさん出てきています。
zervant.com はフィンランド発のスタートアップ、インターフェイスは英語・ドイツ語・フランス語・オランダ語・スウェーデン語・フィンランド語が使用でき、全ての通貨での請求書の作成が可能です。
目次
クラウド型請求書作成ソフト
Zervant はクラウドソフトなのでブラウザさえあればどこでも使用可。スマフォや複数ユーザーにはまだ対応していませんが、同時に複数のPCからのログインはできるようです。デザイン性もよく、シンプルで使いやすく設計されています。画面はこんな感じ。
・請求書・領収書・見積りの作成
・統計
・未払い請求の管理
・請求書のメール送信
など基本的な機能を備えていて使いやすくなっています。
国ごとの対応はまだ不完全
最初の登録画面を見ると、どこの国でも使えるようになっているように見えますが、、、
ドイツを選択して登録して試してみると、法的に必要な記述が自動的に表示されるような機能はまだないようです。
例えば売上税表示が義務付けられている人の場合、クライアントがドイツ国内の場合は19%の売上税がかかるのですが、日本のクライアントに対しては売上税が免除され、またその理由を明示しなければなりません。またEU内のクライアントの場合はB2BではVAT IDがあれば売上税を記載しないが、B2Cでは売上税を記載するなどのルールがあるのですが、このあたりがこのソフトではまだ自動化されていません。
知識があれば、状況に合わせて売上税率を変更したり、自分でそれぞれの請求書にテキストを書き込むことはできます。(ただ、残念なのがカスタムテキストに日本語が使えないことです。)
ユーザーの多そうなドイツに関してがこれなので、他の国の場合でも使用する場合はさらに注意したほうがいいでしょう。
(オフィスはUKにあるようなので、UKでは対応しているのかもしれません、未確認ですが)
料金
2018年10月よりFree版は顧客数10件までとなりました。
・Free版:顧客数10件まで
・月7€:顧客数50件まで
・月15€:顧客数無制限
詳細は以下でご確認ください。
他の選択肢
このあたりの法定記載事項などに不安がある場合、ドイツ在住者には smallinvoice.com をお勧めします。こちらはドイツに合わせた用語や売上税率などになっているので安心です。
また、クレジットカード決済を導入したい場合にはZervantでも可能ですが、負担する手数料は高いのでStripe.comを使える他のツールをお勧めします。詳しくは以下の記事で。