独立したい! もうこの会社にはいたくない、残業・上司・頑張っても報われない給与体系、そういう束縛から逃れたい!好きなことを仕事にしたい!
でも、、、いったい、、、どうやって、、、、、
自分は何をやって食っていけばいいいのか、、、、
それが数年前の僕の姿でした。
目次
仕事は辞めることになったけど、、、
2011年11月、僕はその時もう後がありませんでした。
勤め先には辞意を表明したものの、収入源といえるものはまだ何もありませんでした。自分が何をしたいのか、異国の地ドイツで何をしたら収入を得ていけるのかも分かりませんでした。
その時、二人目の子供は産まれたばかりの生後1ヶ月、まだ返済せずに利子のみを払っていた住宅ローンもありました。
さらに、副業的に立ち上げていた事業の先行きは全く見えず、そこに投資したなけなしの全財産は底をつきそうでした。(結局その後、雇った人の給与払うために借金もしました。)
副業収入もなく、、、
その時にすでにちょこっと試していたものがありました。それは保険や金融商品の紹介です。といっても資格も知識もないので、ただ人を紹介することでいくばくかの紹介料をもらっていた程度で、月にあっても数百ユーロ(数万円)くらいでした。
でもそこには可能性もあるように見えました。その仕事のセミナーで出会う稼ぐセールスマンは会社員とは比較にならないほど稼いでいるようでした。
また、契約によっては一回契約することで、継続して毎年収入が得られるようなものがあるということは、それまで労働の対価としてでしか給与をもらっていなかった僕には、それなりな驚きでした。
でも保険とか金融って全く興味もなく、全然やりたい仕事ではなかったんです。
その直前の僕が本業でやっていた仕事は持続可能農業のプロジェクトでした。組織とか上司とかはともかく、それ自体は面白い仕事でした。
仕事は面白くて安定した収入があったのですが、それでも組織の中で自分らしさを発揮することができず、どんなに頑張っても昇給は微々たるもので決まった給与のまま、ストレスに耐えながら定年まであと20年以上勤め続けることは、想像するだけで恐ろしいものだったのです。
ファイナンシャルアドバイザーとの出会い
遡って2003年に結婚、2005年に長女が産まれ家を建てました。それまで僕はお金には全く疎く、保険もろくにはいっておらず、住宅ローンなんてチンプンカンプンでした。
そこで人に紹介されたファイナンシャルアドバイザーに、ローンから保険からいっさいがっさいお任せしました。
おかげで必要なことは全部済ますことができ、様々な補助金なども得ることができましたし、保険や貯蓄の仕組みも教えてもらい勉強になりました。
そして周りを見渡すと、そういうことには無頓着な人ばかりだったので、そのファイナンシャルアドバイザーを紹介すると皆喜んでるようでした。
やりたいことをさがしていた自分
僕はそれまで、ずっと自分探しをしていました。自分の本当にやりたいことが何か分からずにいました。
何の専門性もないジェネラリストだったので、自分のそれまでの経歴を生かしてのビジネスというのも考えにくかった、
だから、どうせなら自分の好きなことをみつけて仕事にしたかったんです。でも自分の好きなことでお金になりそうなことが分からなかった。
お金にはあまり関心がなかったので、保険や年金のセールスをするファイナンシャルアドバイザーという仕事には全く興味なかったんです。興味ゼロ、どころかマイナスといってもいいくらいで、むしろやりたくない職業だった。
ところが、人に紹介するととても役にたったと皆が喜んでくれて、紹介しただけの自分にもえらく感謝してくれる人までいて、そこで何かが自分の中でパタンとひっくり返りました。
自分がしたいと思って探していたことは手段であって、目的ではなかったのだと気付きました。
どんな仕事でも世の中の役に立つことができ、喜ぶ人がいるという、まあ当たり前のことが実感できたのです。
そしてお金や保険のことも勉強し始めると結構面白いということがわかりました。そして、どこにいても誰もお金からは逃れられないし、保険や年金・助成金などは誰もが必要としている大事なことだとわかりました。しかもこれならお金にもなりそう。
ということで、仕事は辞めることになってしまったので、とにかくファイナンシャルアドバイザーとして独立するぞ! と決めたのでした。
というかそれ以外の選択肢も思い浮かばず、二人の子供を養い、住宅ローンを払っていけるのかはわかりませんでしたが、とにかくやるしかないという背水の陣だったのです。
でもなぜか心は前向きでした。
そして、結果としてはそれで独立1年目にしてそれまでの年収を上回ることになります。
それがホントにやりたいこと?
好きなことをして独立したい!
充実した人生を生きたい!
やりがいのあることをやりたい!
って僕はなぜだか強く思っていました。
僕の父親世代は、団塊の世代で高度成長期のモーレツサラリーマン。子供の時には普段は姿を見ることもなく、そんな見えない父親の姿を見て(?)育ったことへの反動だったのかもしれません。
そんな考えが強かったせいか、物事の本質を見失っていたのでした。
自分のやりたい「事」があるのではなく、人の役にたったり、感謝されたりすることが自分にも喜びであって、それはどんな仕事を通してでもいいんだ!とハラで感じたのでした。
そして、ファイナンシャルアドバイザーという仕事は全くの未経験分野だったけど、ネットマーケティングの力により独立を果たすことができたわけです。