急拡大する仮想通貨の可能性

日本でもビットコインが貨幣として認められ、2017年4月7日にはビックカメラがビットコイン決済導入を開始しました。

アメリカではすでに2014年からExpediaやDELLなどがビットコイン決済を導入しはじめていますし、私の住むドイツでも2016年には大手スーパーのEDEKAやハノーファーの電力会社もビットコイン決済を導入しはじめました。公共料金も仮想通貨で払えるようになったのです。

これからますます広がる仮想通貨の現状と可能性について

仮想通貨のメリット

送金手数料が安い!

特に海外送金の場合には、例えば日本の東京三菱UFJ銀行からドイツに5万円を送金すれば、送金手数料と為替手数料をあわせると6000円以上にもなります。12%ですね!

ところが仮想通貨を利用することで手数料を非常に低く抑えることができます。仮想通貨をそのまま換金せずに送金するだけでなく、例えばベルリンのスタートアップ Bitwala.io ではビットコインから世界中の通常の銀行口座に送金手数料たったの0.5%で送金できるサービスも登場しています。 ビットコインで支払いができるクレジットカードもあります。

世界中で企業や個人が毎日送金を行っており、そこで銀行が取っている手数料の規模は年間60兆円とも言われています。これがほとんど必要なくなるというだけでも仮想通貨の大きな可能性がわかりますね。

また、ビックカメラのようにビットコインでの支払いが可能であらば、外国人にとっては両替の必要がなく自分のビットコインの財布(Wallet) からダイレクトに支払いができますので、両替の手間もなく、為替手数料も支払う必要がありません。

ちなみにトランスファーワイズなら仮想通貨を使わずとも格安たったの1%の手数料で海外送金ができます。こちらのリンクからなら初回手数料無料!

トランスファーワイズについて詳しくは以下の記事もお読みください。

「格安海外送金のトランスファーワイズで送金してみた」

 発展途上国でのメリット

送金手数料が安いというのは、特に発展途上国の人にとっても魅力的です。例えばフィリピンの人は数百万人が国外に出稼ぎに出ています。彼らが本国の家族に送金するたびに多額の手数料を銀行に取られている現状があります。

またそもそも発展途上国ではお金がなくて銀行口座を持てない人がたくさんいるのです。そのような人にも今はスマフォが普及してきています。スマフォがあれば仮想通貨を受け取ることができます。

ただし、まだ仮想通貨で支払いができるシステムは充分にありません。

他にもメリットはありますが、これらを見るだけでもその可能性の大きさを感じることができますね。

デメリットとしては、まだまだ使いにくい面や、管理の難しさ、価格の上下が激しいということはあります。

スマフォがあれば何でも交換できるようになる

仮想通貨が革命的であるのは、それが非中央集権システムだからです。どんどん印刷されて増えていく中央銀行の発行するお金の価値は下がって行く可能性があります。ところが、仮想通貨とスマフォがあれば従来のお金を全く介在させずに売買や契約が成り立ってしまうのです。

国家がつくり出した「通貨」が消える

発行されるお金の量は増え続けているわけですが、国家がつくり出してきた「通貨」という概念も最終的にはいらなくなる、というのがFinTechの本質です。      大前研一

2017年 ビットコインが最高値を更新中

2017年は年初の1月に一度最高値の1147$をつけ、その後も底堅く伸びており、5月にはすでに1450$を超えてきました。この1年間でも3倍以上となっています。

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急激に拡大する仮想通貨市場

ビットコインが仮想通貨の中でも圧倒的に最大の規模を誇るわけではありますが、仮想通貨市場全体は1年前の2016年5月の約1兆円、現在は約4兆円と急激に拡大。(以下の図) 今後も需要が高まり、市場が拡大していくとすれば、中長期的に仮想通貨を保有しておくことが有効になってきますね。

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ビットコイン以外の仮想通貨も拡大中

今ビットコイン価格も日々上昇していますが、それ以外の仮想通貨も高騰していっています。こちらはその市場価値、1年前の1500億から現在は10倍の1.5兆円規模。

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ビットコイン以外の仮想通貨の価値が上がった分、仮想通貨全体にしめるビットコインの割合は昨年の80%から今は60%に落ちています。ビットコインの価値もあがっていますが、それ以外の主要仮想通貨の伸びが大きいためです。

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※ 以上の資料は coinmarketcap.com で確認できます。

ビットコインのみが生き残りその他は消えていくのではないかという話もありましたが、 それぞれの仮想通貨が独自の特性を持っているために、 淘汰されるものがあるにせよメジャーな仮想通貨はそれぞれに需要が高まるかもしれません。 もしそうだとすれば複数通貨のへの分散投資に意味が出てきます。

ビットコインのみを購入するのではなく、少しずつ別の仮想通貨にも投資しておくのは、分散投資の原則からいってもありですね。

ビットコイン以外の主要な仮想通貨には、Ethereum, Dash, Factom, Monero, Nem, Ripple, Litecoin といったものがあり、それぞれに特徴があります。

私自身はビットコインを購入するとともにGenesisでマイニング投資もしています。

そしてビットコイン以外のこれらの7通貨をあわせてまずは1BTCだけ購入しました。短期の売買はせずに少しずつ買い増して、数年はおいておくつもりです。

さて、数年後にどうなるか楽しみです。

※ Genesisマイニング プロモコード
Hashpower購入時に以下のコードで3%の割引があります。
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仮想通貨を理解するためのお勧め記事

■ 大前研一「FinTechの本質。新しい『信用』のルールが経済を数倍に拡大する」2017.05.29

本連載では、大前研一さんの書籍『テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル』を許可を得て再編集し、「技術がつながることで広がるビジネス」について解説します。

 

■ 「通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄」2014

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